「増税の理由は闇」税金問題で滅びた国の特徴(お金の流れでわかる世界の歴史)

お久しぶりです!マーフィーブログ(@mafeeblog)です。

「消費税増税、これ以上あがると困るよ。。。」

「ちょっと税金取られすぎじゃない?」

「増税の理由って結局なに?」

我々日本国民にとっては割と話題になりやすい

(いや、もはやどこの国でも話題になるか。)

そして、身近にある税金。

実は過去の歴史上で滅びた国や帝国というのは税金が問題により、なくなっていたのです。

僕たちも見て見ぬ振りはできな現状です。

そんな歴史を税金の問題から分かりやすく紐解いた本がこちら

お金の流れでわかる世界の歴史の詳細はこちら

元国税庁調査官、国税庁に10年以上も勤めた著者が書いた本で、読んでおいてよかったと思えました。

とても分かりやすくて、

「本当の歴史はそうなっていたのか」

と感動しました。今回はこちらの本を少しご紹介しつつも考察をしていきたいと思います。

お金の流れでわかる世界の歴史

歴史は戦争や革命を起点に語られることが多かったが、お金の流れ(税金など)を辿っていくと歴史の本質が見えて来ます。

例えば、フランス革命は格差が広がり、庶民が我慢できなくなって革命が起きたと言われているが、実はそんなこともなくて

フランス革命時の国王は借金でいっぱいで権力もなかった。

そんな事がお金の流れでわかる世界の歴史です。

あの帝国は税金システムおかげで繁栄できた

実は大昔に3000年もの間、栄た帝国があります。

それが古代エジプトです。あのピラミッドとかファラオとかインディージョーンズに出て来そうなやつです。

「周りが砂ばっかりだから攻められなくて生き延びた」

などなど様々な見解もあるようですが、古代エジプト以降のエジプトは攻められて中々繁栄できませんでした。

では、なぜそんなに繁栄する事ができたのか。

皆さんのイメージ通り、国王は超お金持ちでした。

そうです、黄金でピカピカのイメージです。

でも、財力があったのは国王だけではなく国民もあったのです。

古代エジプトは下級官僚がしっかりしていました。当時は「書記」と呼ばれていたそうです。

中央政府が徴税権など持っていて、その下にいた書記たちは当時は読み書きなど誰もできない中で読み書きができたので重宝されたそうです。

システム上では土地など全て国のもので、それを借りて国民は農業などを営んでいました。

税務調査の権利も持っていたのですが、私腹を肥やさないために国民が税金を払えない場合は免除などをして、もし、自分の懐に国民のお金を入れたら鼻を切り落として、アラビアに追放されたそうです。

なぜ優秀な官僚たちがいたのに滅びた?

「いつの世も官僚機構は年月が経てば腐るもの」と筆者は言っています。

その通り、ファラオの目を盗み過重に税金を国民に請求して私腹を肥やす官僚が増えて来ました。

そして、国民たちは負担に耐えられず、農村を放棄していき、堤防も補修ができず洪水の被害が拡大したそうです。

徴税システムが崩壊しているときにファラオに優遇されていたユダヤ人たちがエジプトから逃げたとも言われています。

税金が賄えなくなり、ユダヤ人を奴隷にしようとしたのでしょう。

その後、対抗勢力ができていき、(税金を払わなく良い宗教)崩壊しました。

これもよく現代でも聞く話ですね。

“青汁王子”が私財1.8億円投じ訴える「森友事件 佐川元国税庁長官を罪に問うべき」

脱税であの国は滅びた

1000年以上、続いた帝国といえばローマ帝国です。

ここの帝国は税金をあまり必要とせず、徴兵制度と無報酬の行政官もあり、税金といえば奴隷制による徴税くらいです。

ローマ帝国が他国と戦争をして拡大をしていくごとに傭兵が必要になり、税金が必要になりました。

そこで、戦争税を累進性にして財産の種類や多さによって税金を徴収していました。

しかし、ユニークな制度を用いて戦勝すると還付する仕組みを作り上げて、戦勝国から財産を獲得し、土地を領土に組み込み貸し出す制度をやっていきました。

ローマ市民はもっと果実を欲しがり、戦勝国に対して収穫税を課すようになりました。

ローマ帝国の徴税は徴税請負人システムをとり、5年分の税金を前払いしてもらいあとの徴税は請負人に任せるようになっていました。

そして莫大な5年間の税金を払うために会社のような組織を作り上げていきましたが、当然もっと請負人たちはもっと徴税しようと動き出します。

ここから想像通りで市民から反乱が起きて。。という流れです。

中間点で誰かがしわ寄せを生み出すとこのような結果になります。

【ユダヤ】金融システムが生まれた時

「世界史に出てくる経済大国の裏には必ず、ユダヤ人がいる」と書いてあります

世界経済をユダヤ人が動かして来たということはなく、いつのときも国家を持たず放浪していた民族だからだそうです。

旧約聖書の中ではユダヤ人はアダムとイブの子孫であり、4000年続く人種であると書かれてます。

ユダヤ人はあらゆる土地に行くもマイノリティなため迫害を受けて世界を放浪します。

この放浪がユダヤ人の金儲けのうまさを産み出します。

あらゆる地に同胞がいるおかげで情報がたくさん入って来て、世界中にネットワークができます。

インドの計算方法をヨーロッパに広め、タバコやコーヒーを広めたのもユダヤ人と言われています。

ユダヤ人は教会に収入の1割ほどを収める義務があったのですが、世界中に散らばっているせいで貨幣が統一化されていなかったのです。

そのせいもあり、高度な金融技術を必要とする為替のシステムを作り上げたと言われています。

為替業の基準を作ったため大儲けしたユダヤ人は金貸しもやり、中には億万長者になった人も結構な数いるとのことです。

エリザベス女王は海賊と奴隷で金持ちに

ここで税金の話とは少し離れて本の中にあった面白い話を

エリザベス女王は大英帝国の繁栄の基礎を作ったと言われています。

当時のイギリスは略奪、「奴隷貿易」と「海賊」を極めて税金を安くしました。

海賊はコロンブスのアメリカ大陸発見により、資源が流出。

そのおかげで貿易の独占権を握っていたイギリスは大打撃を受けます。そこで、エリザベス女王は海賊を国家プロジェクトのようにして、船を貸し出しました。

その貸し出した家族がフランシス・ドレイクです。

ドレイクは海賊上がりですが、後に海軍提督までいきます。

スペイン商船を手始めに狙い、一回の航海でイギリスの国家収入の1年半分を手に入れたと言われています。

奴隷貿易ではスペインの独壇場だったビジネスですが、イギリスが食い込んでいきます。

アフリカで調達した奴隷をメキシコあたりのスペイン領土で売り、ここでも海賊の一味が取締り、大儲けです。

スペインからの圧力もあったのですが、エリザベス女王ははぐらかしながら貿易をし続けて、スペイン国王の出資も取り付けます。

悪党と言われる人を手懐けて、ここまでビジネスを発展させられる能力がすごいです。

ウォール街を作ったユダヤ人

アメリカは世界の金融大国として有名ですが、発展した要因としてユダヤ人がいたと言われています。

ユダヤ人は金融に長けた人がたくさんいました。

ユダヤ人がアムステルダムに住み着くとアムステルダムが、ロンドンに住み着くとロンドンが、世界の金融センターになりました。

1497年ポルトガルからユダヤ人は追放されてオランダのアムステルダムに行き着きました。

オランダの世界進出に伴い、ブラジルに進出したが、ポルトガルが再度占領するとニューアムステルダムに逃げます。

それ以降、ニューアムステルダムへのユダヤ移民は増え続けて、教会や生活基盤ができていきます。

現在170万人以上が居住していて、世界の金融センターになっています。

ニューアムステルダムは現在のニューヨークです。

ロスチャイルド家の秘密

本当はロスチャイルド家についても面白い事が書かれているので紹介したいのですが、ぜひ読んで欲しいのでやめておきますね笑

ロスチャイルド家についてお金の流れから知りたい人は読んでみてください。

お金の流れでわかる世界の歴史の詳細はこちら

結局、税金は何が大事?

著者は古今東西、国を維持していくには「徴税システムの整備」と「国民生活の安定」が絶対条件と言っています。

我々の生活はどうでしょうか?

あらゆるところでシステムが崩壊しかけている時があります。

徴税のシステムが崩れかけていたら別の道を早急に見つける必要もあるのではないでしょうか。

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久しぶりに読み応えがあって、飽きない歴史本を見つけたと思いました。

税金という角度から歴史を紐解いた本で分かりやすいのは他にないのではないでしょうか。

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